大学院社会産業理工学研究部長 
山 中 英 生 

 令和6年度社会産業理工学研究交流会を開催いたします。研究交流会は多様な研究成果を社会に公開、理解を深めていただくとともに、学内外の研究交流、産官学連携の推進を目的としています。皆様の多々のご協力で、令和6年度も大学院社会産業理工学研究部と徳島大学関係組織が一堂に集まる貴重な会を開催できることに、心から感謝申し上げます。
 若手研究者の発表会には社会総合科学域・理工学域・生物資源産業学域から選出された11名の方に発表いただきます。また、ポスターセッションでは、徳島大学創成科学研究科博士後期課程の学生8名に加えて、阿波銀行学術・文化振興財団研究助成採択者、先端理工学教育研究プロジェクト採択者、常三島キャンパスの各関連研究所・センター・大学支援機構、さらには学外から県立工業技術センター、香川大学の方々を迎え、計47件の参加をいただきます。また、若手研究者、ポスター発表の表彰者を選定する評価委員として、産学連携に協力いただいている企業をはじめ、学内の産学官連携担当の方々に参加いただきました。
 特別講演には、国立環境研究所福島地域協働研究拠点廃棄物・資源循環研究室フェローの山田一夫氏をお迎えし、「福島第一原子力発電所事故後の地域発展に貢献することを目指した材料科学的研究」と題した講演をいただきます。
 以上のご協力者・参加者の方々、さらには、企画から始まり、会場の準備を担っていただいた研究推進委員会委員、事務局など、多くの方々のご協力に深く感謝いたします。
 この催しが、本学教職員、学生、大学院生はもとより、学内外連携機関や企業の方々にとって、お互いの取り組みを知り、また人となりを感じ、ひらめきや協働を創造する「共創の場」となることを祈念します。